流れる川はとどまらず ささやく歌のせせらぎは
永遠と響く消える事なき自然の恍惚。
限りなく落ちるその涙 嗚咽と漏れ出るイデオロギー。
意味成すことなく崩れ落ちた無限の価値。
全てはただの情緒の下
普遍の摂理に従って
堕ちた雫のなれの果て。
透明な塵のなれの果て。
そこに見えた光の粒は 堕ちて消えゆく無の境地。
静かに零れる雫は消えゆく灯火の美しさ。
全てを流したその川は 旱魃の果てに荒れ野原。
枯渇の生み出す狂気の花が狂い咲く。
雫が止んだ。 涙が消えた。
雨が沢山降ってきた。
飛んで散ってく真っ赤な血。
涙の代わりに心の塵屑洗い出す。